そしてキミは花になる
「うん、行く!待ってて!ちょっと準備してくる!」
そう答えたわたしは、バタバタとうるさい音をたてながら猛スピードで二階にかけ上がった。
昔っから優しいお兄ちゃんは、今も変わらず優しい。
バサバサと着替えをしながら髪もほどく。
またまた、ものすごいスピードで一階におりた。
バンッ
「終わった!」
勢いよくリビングのドアを開けるとお兄ちゃんも着替をしていた。
「早いなー?…っつか愁芭!俺着替え中!」
「別にお兄ちゃんだからいいじゃん?早く行こーよ」
着替えているお兄ちゃんを急かすとささっと着替えをすませてくれた。
「行くかっ」
近くのスーパーに行くことにしたわたしたちは、久しぶりに横に並んで歩いた。
その後は、食材やらお菓子やらジュースを大量に買って店を出た。
「神田?」
後ろからの声に顔を向けるとそこには先生がいた。
「せ…先生?」
お兄ちゃんは、気づかず前に行っちゃっている。
「3年の…神田?…付き合ってるの…?」
え!?
なんでそうなんの!?
普通は、“兄弟だったの?”じゃないの!?
「違います。「愁芭ー?置いてくぞ?」」
わたしの声とお兄ちゃんの声が重なった。
「待って!先生、失礼します。」
色々言いたいことあったけど、なんか先生が勘違いしてるから聞けなかったじゃん。