そしてキミは花になる


ううん。違う。
お兄ちゃんは、昔からそうだった。

出来ないことだって、他人のためになることならなんでもしてた。

それで、昔からわたしはその優しさに助けられてきた。

「ありがとう!」

ガシャガシャと洗い物をしてくれてるお兄ちゃんを残してわたしは、二階の自分の部屋に行った。

あることを、決めながら。

“今日、雄と先生にちゃんと謝ろう。”

最近のわたし、甘えてばっかりだった。

バイトもちゃんとしてからやりたい。

「行ってきます!」

玄関に向かって大きな声で叫んだ。

「気をつけてなー!行ってらー!」

バックを握りしめて、雄の家のインターホンを押した。

「すいません。神田ですけど、雄いますか?」

「あっ愁芭ちゃん?待ってね?」

出たのは、雄のお母さんだった。

ガチャッ

「愁芭ー?向かえに来てくれたの?」

玄関から雄が顔をだした。


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