そしてキミは花になる


ガラッ

「失礼します!緒方先生いますか!?」

職員室に入ると大声で先生を呼んだせいか先生達の注目を浴びている。


「神田?」

そこに先生が出てきたので、わたしは先生のスーツの袖を引っ張って、歩きだした。

「課題…そう課題を出してなかったので!!」

職員室に向かって大声で叫ぶと先生を引っ張って空き教室に行った。

ガラガラッ

誰にも使われていない空き教室は、なぜかやたらと綺麗だった。

…ここ、ラブホ代わりに使われてそうだな…。

「先生!色々聞きたいことあるけどとりあえず、先生はわたしの彼氏ですか!?」

聞きたいことがありすぎて、何から聞けばいいのか分からなかったわたしは、一番不安だったことを口にした。


先生は、キョトンとした顔をしてわたしに聞き返した。

「え、違うの?」

いや、そうだけど。
そうだけどさ?

「だって、約束破ったりしたじゃないですか。」

しかも口で言えばいいのにさ!
なんで手紙なのさ!

ラブレターかっちゅうの!

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