傷ついてもいい
「マジで?!」

麻衣子のことを報告すると、斎藤は、クックッと笑い出した。

「うん、なんか麻衣子は、嬉しそうだったけど」

「そうかあ。まさかアイツにそんな一面があったなんてなあ…」

斎藤は、感心するように言う。

「けど怖いな」

「え?」

斎藤は、佳奈をじっと見る。

「女同士ってそんな話までするんだな」

「あ」

佳奈は、斎藤が何を言いたいのかだいたい悟った。

「私は、別に…」

「嘘つけ。きっと話してんだろ?俺がどんなエッチするのか」

佳奈は、真っ赤になって「言ってない!」と抵抗する。

「しょうがないなぁ、じゃ、今日も頑張って佳奈にご奉仕するよ」

斎藤は笑いながら佳奈を押し倒し、深いキスをする。

「んっ…言ってないってば…」

身体を触られながら、佳奈は、くすぐったくなり、クスクス笑う。

斎藤の熱い愛撫を身体中で受け止めながら、勿体無くて話せないよ、と佳奈は思っていた。


< 138 / 179 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop