傷ついてもいい
「…うん。好きだったよ。由奈を好きなのとおんなじように可愛いと思ってた」

言葉にすると胸が熱くなる。

由奈にも直己にも、もう大切に想いあえる人がいて、自分は必要ないのだ、と。

「そっか」

由奈は、安心したように言うと「なんか眠くなってきちゃった」と背中を向けた。

「おやすみ」

幸せになるんだよ。

佳奈は、由奈の背中にそっと思った。

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