傷ついてもいい
「忘れもの?」

「うん。大切なものなんだ」

佳奈は、自分の部屋を思いうかべる。

「忘れ物なんてないと思うけど」

「あるの!俺にしかわからないものだから。取りに行っていい?」

「…うん、まあいいけど」

なんとなく押し切られて佳奈はそう答えた。
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