傷ついてもいい
二次会がお開きになった。

友人達を送り出したあと、佳奈は由奈に声をかけた。

「じゃあね、由奈。身体に気をつけてね。またすぐに実家戻るんでしょ?」

「うん、産まれる1ケ月前には帰るよ」

由奈の隣では、俊が優しい笑顔を浮かべている。

「お姉さん、また出産の時はよろしくお願いします。俺、会社の研修とかでバタバタすると思うんで」

「うん、大丈夫!まかせて!っていっても、出産の経験は無いんだけどねえ」

佳奈は、無駄に歳取ってるから、と言って二人を笑わせた。

じゃあ、とタクシーに乗ってホテルに向かう二人を手を振って見送った。
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