傷ついてもいい
その後、なんだかリラックスして佳奈は斎藤と色んな話をした。

斎藤は、大手の都銀に勤めていて、転勤でこの町に来たらしい。

「銀行員は、あんまり独身でいるのを良しとされないんですよね」

斎藤は、少し困ったように言う。

「ああ、そう聞きますよねえ」

「この歳で、独身寮にも居ずらくて。本当なら、会社から補助金とか出るんですけど、それ断って今のところに越してきたんです」

「あ、何歳なんですか?」

「32です」

「え!同じ!」

「本当に?」

一気に親近感が湧く。

同級生トークですっかり盛り上がった。



牛丼屋を出ても、なんとなくもう少し話していたくなり二人でコンビニに入った。

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