傷ついてもいい
「なに?誰かに誘われてんの?お姉ちゃん!」

「あ、あの人じゃないの?ご近所付き合いさん!」

二人が同時に聞いてきて、佳奈は、後悔した。

この二人の意見は、おそらく参考にならないだろう。

「なに?ご近所付き合いさんって!あはははは!」

由奈は爆笑している。

直己は、楽しそうに、大人はね、などと話している。

なんだ、こいつら、似たもの同士か。

佳奈も楽しくなって笑った。

結局、由奈は話し疲れてソファで眠ってしまった。

直己は、由奈の寝顔を見ながら「可愛いね、妹って」と優しく言う。

「うん、まあね」

佳奈は、毛布をかけてやった。



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