傷ついてもいい
佳奈は、直己のことが心配で、どうにかなりそうだった。

せっかく就職も決まったのに、このまま卒業しないで辞めてしまうつもりだろうか。

佳奈の考えは、果てしなく沈んでいった。


ピンポン…

インターフォンが鳴り、佳奈は我にかえる。

斎藤から今日は早く帰れるから寄る、とさっき連絡があった。

「はーい」

佳奈は、笑顔を作って玄関を開けた。
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