風花 キヨラさんのレビュー一覧
・ 「大丈夫だよ!」 そういって貰いたい時がある。 今立っている場所が不安定で、明日という未来が何だか信じられない。 それは、もしかして「今」なのかもしれない。 この小説は決して甘々なファンタジーではない。 精霊や魔法が飛び交う美しい異世界が舞台でありながら、そこには深い歴史に基づく様々な者達の思惑と葛藤、そして騒乱が渦巻く。 それらは時に目を背けたくなるくらいに壮絶で、足が竦む事さえある。 けれどそれでも私がしっかりと足を前に進めていけたのは、そこに「フェイレイ」という主人公の存在があったからだ。 どこまでも真っ直ぐな心を持つその少年がいる限り、「きっと大丈夫。」そう信じて読み進められた。 だから今、 この小説を傍に置いてみるのも良いではないか。 「フェイ」と一緒なら今の状況を乗り越えて行ける。 確かに、そう信じられるから…。
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「大丈夫だよ!」
そういって貰いたい時がある。
今立っている場所が不安定で、明日という未来が何だか信じられない。
それは、もしかして「今」なのかもしれない。
この小説は決して甘々なファンタジーではない。
精霊や魔法が飛び交う美しい異世界が舞台でありながら、そこには深い歴史に基づく様々な者達の思惑と葛藤、そして騒乱が渦巻く。
それらは時に目を背けたくなるくらいに壮絶で、足が竦む事さえある。
けれどそれでも私がしっかりと足を前に進めていけたのは、そこに「フェイレイ」という主人公の存在があったからだ。
どこまでも真っ直ぐな心を持つその少年がいる限り、「きっと大丈夫。」そう信じて読み進められた。
だから今、
この小説を傍に置いてみるのも良いではないか。
「フェイ」と一緒なら今の状況を乗り越えて行ける。
確かに、そう信じられるから…。
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主人公の底抜けな明るさと、脇を固める人物達の優しさに思わず頬を緩ませながら、なんともテンポの良い恋話だなと読み進めて行くうちに、いつの間にかストーリーは主人公の秘めた過去へと辿り着く。
そこに待っていたものは、真直ぐな心を持つ高校生の主人公と、
それ故に、真直ぐに届けられなかった大切な想い。
この話は一見、主人公「亜弓」の恋の話のように思える。
けれど視点を変えてみれば、それはもう一人の少女「ハルカ」の、どうしても伝えたかった想いが描いた軌跡のようでもある。
彼女の心の隅にしまわれていた想いが、なぜ今、動き出したのか・・・
その理由を知った時、主人公は自分の心に真直ぐに向き合う勇気を得る。
大人になった少女が、大切な友人の為に手繰り寄せた小さな夏の記憶。
それはまるで、夏の風物詩と共に揺れる回り灯篭のように、儚く、温かく、美しい。
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・ 美しいお話である。 美しいと言っても、磨き上げられた宝石のような煌びやかな美しさではない。 喩えるなら、月の光に照らされて水底でゆらめく、まだ外気に触れたことのない天然石のような神秘的な美しさである。 月の使いの少年によって語られるその10のお話は、ひとつ読み終わる度に、きっとあなたの胸を切なくさせることだろう。 それが何故なのか・・・。 その答えは、最終話にある。 少女は何故、Fairy Taleが好きなのか。 少年は何故、いつまでも少年のままでいたいのか。 これは、人という生き物に与えられたその性の理由までも考えさせられる。 伝えていくために、繋げていくために・・・。 このお話の中に秘められたもう一つのFairy Taleを、 ぜひ、読み取ってみて欲しい。 ・
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美しいお話である。
美しいと言っても、磨き上げられた宝石のような煌びやかな美しさではない。
喩えるなら、月の光に照らされて水底でゆらめく、まだ外気に触れたことのない天然石のような神秘的な美しさである。
月の使いの少年によって語られるその10のお話は、ひとつ読み終わる度に、きっとあなたの胸を切なくさせることだろう。
それが何故なのか・・・。
その答えは、最終話にある。
少女は何故、Fairy Taleが好きなのか。
少年は何故、いつまでも少年のままでいたいのか。
これは、人という生き物に与えられたその性の理由までも考えさせられる。
伝えていくために、繋げていくために・・・。
このお話の中に秘められたもう一つのFairy Taleを、
ぜひ、読み取ってみて欲しい。
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・ 人を愛しいと想う気持ち・・・ それは、どこまでが子供で、どこからが大人なのだろう。 教師と生徒。 学校という枠を出れば、一人の男と女のはずなのに、その枠が彼らにモラルという名の足かせを填める。 人を愛しいと想う気持ちに年齢制限など無いはずなのに、彼らは否応なくその枠の中で悩み、苦しみながら、その想いを持ち続けようともがく。 特筆すべきは、随所に散りばめられた関西弁。 飾り気のないその言葉の一つ一つが、揺れる彼らの心を一層健気に、切なく描き出す。 彼らの想いはどこへ向かうのか・・・。 予想外のラスト。 それは、続編への序章なのか、それとも永遠の愛の象徴なのか。 私は、密かに前者であって欲しいと願っているのだが・・・。 ・
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人を愛しいと想う気持ち・・・
それは、どこまでが子供で、どこからが大人なのだろう。
教師と生徒。
学校という枠を出れば、一人の男と女のはずなのに、その枠が彼らにモラルという名の足かせを填める。
人を愛しいと想う気持ちに年齢制限など無いはずなのに、彼らは否応なくその枠の中で悩み、苦しみながら、その想いを持ち続けようともがく。
特筆すべきは、随所に散りばめられた関西弁。
飾り気のないその言葉の一つ一つが、揺れる彼らの心を一層健気に、切なく描き出す。
彼らの想いはどこへ向かうのか・・・。
予想外のラスト。
それは、続編への序章なのか、それとも永遠の愛の象徴なのか。
私は、密かに前者であって欲しいと願っているのだが・・・。
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・ 動物の話は本当は苦手です。 すぐ傍にいる姿の違う家族に、想いを重ねてしまうから。 自分の中に隠し持ったスイッチが、自分の意思に関係なくONされて、 人目をはばからず号泣してしまう事が分かっているから。 でもこの話を読んだのは、若干18歳の作者の胸いっぱいの想いを、受け止めてみたくなったから・・・。 この主人公マリンの、飼い主を慕う切なる想いを、最後までちゃんと見届けてあげたくなったから・・・。 もちろん、号泣です。 しゃくりあげて泣きました。 でもね、このお話は教えてくれました。 自分のエゴだけで動物を見てはいけないと。 やがて訪れるだろう「その時」の為に、 自分の気持ちだけではなく、動物の気持ちも受け止めてあげる、 その覚悟を、しておかなくてはならないと。 姿の違う家族をお持ちのあなた。 その覚悟は、ありますか? ・
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動物の話は本当は苦手です。
すぐ傍にいる姿の違う家族に、想いを重ねてしまうから。
自分の中に隠し持ったスイッチが、自分の意思に関係なくONされて、
人目をはばからず号泣してしまう事が分かっているから。
でもこの話を読んだのは、若干18歳の作者の胸いっぱいの想いを、受け止めてみたくなったから・・・。
この主人公マリンの、飼い主を慕う切なる想いを、最後までちゃんと見届けてあげたくなったから・・・。
もちろん、号泣です。
しゃくりあげて泣きました。
でもね、このお話は教えてくれました。
自分のエゴだけで動物を見てはいけないと。
やがて訪れるだろう「その時」の為に、
自分の気持ちだけではなく、動物の気持ちも受け止めてあげる、
その覚悟を、しておかなくてはならないと。
姿の違う家族をお持ちのあなた。
その覚悟は、ありますか?
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・ 真っ白い部屋がある。 そこには、沢山のポストカードが貼られていて、 私の目はその一枚一枚に見とれていた。 そこに写っているものは、 どこにでもある駅や、アパートメントや、公園や、海・・・ のはずなのに、 そこに漂っている時間は、色は、音は、空気は、 例えようもないくらい素敵で、どこか懐かしくて、 私は思わず心を奪われてしまった。 自分の過去をこんな風に切り取る事が出来たなら、 どんなにいいだろう。 私の過去をこんな風に写してもらえるものならば、 私は、どんな物でも喜んで差し出すだろう。 またいつか立ち寄った時、 ポストカードは増えているだろうか。 それを楽しみに、わたしはまたここを訪れるだろう。
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真っ白い部屋がある。
そこには、沢山のポストカードが貼られていて、
私の目はその一枚一枚に見とれていた。
そこに写っているものは、
どこにでもある駅や、アパートメントや、公園や、海・・・
のはずなのに、
そこに漂っている時間は、色は、音は、空気は、
例えようもないくらい素敵で、どこか懐かしくて、
私は思わず心を奪われてしまった。
自分の過去をこんな風に切り取る事が出来たなら、
どんなにいいだろう。
私の過去をこんな風に写してもらえるものならば、
私は、どんな物でも喜んで差し出すだろう。
またいつか立ち寄った時、
ポストカードは増えているだろうか。
それを楽しみに、わたしはまたここを訪れるだろう。
出来るオンナはね、泣いちゃいけないの。 だって、自分を魅せるモノは、 可愛い笑顔でも、ミニスカートの生足でも、ほろりと零す涙でもないって、 出来るオンナは知っているから。 その為に、頑張ってスキル磨いて、キャリア積んで、ここまでやって来たんだから。 でもね・・・。 これは反則だよ。 こんな風にハートのこんなとこ突かれたら、普通泣くでしょ。 頑張って突っ張ってた気持ちが、もう、やわやわになっちゃうでしょ。 サクラ舞い散るこの季節に、あなたの心を薄桃色の涙で満たす、 不思議切ないストーリー。 これはダメ。 絶対泣くから。 出来るオンナは間違っても・・・ 会社なんかで読んじゃダメ!
出来るオンナはね、泣いちゃいけないの。
だって、自分を魅せるモノは、
可愛い笑顔でも、ミニスカートの生足でも、ほろりと零す涙でもないって、
出来るオンナは知っているから。
その為に、頑張ってスキル磨いて、キャリア積んで、ここまでやって来たんだから。
でもね・・・。
これは反則だよ。
こんな風にハートのこんなとこ突かれたら、普通泣くでしょ。
頑張って突っ張ってた気持ちが、もう、やわやわになっちゃうでしょ。
サクラ舞い散るこの季節に、あなたの心を薄桃色の涙で満たす、
不思議切ないストーリー。
これはダメ。
絶対泣くから。
出来るオンナは間違っても・・・
会社なんかで読んじゃダメ!
すぐ目の前のことで頭の中はいっぱいで、
自分が本当にやりたいことの存在にすら気付かない。
それが10代ではないだろうか。
ちょっと視線を上にしてみたら、気が付くことは沢山あるのに、
その方法さえ見出せないでいる。
この主人公は「海」に出会い、視線を上に向ける術を知る。
そして、遠くに見える自分のゴールに向かって、自らスタートラインを引く。
その姿はなんと潔く、清々しいことか!
やりたいことが見つけられない10代のあなた。
やりたいことがありながら、今の生活で精一杯の20代のあなた。
やりたいことは取りあえずやったけど、何だか物足りない30代のあなた、
やりたいことなんて探しても無駄よ、という40代のあなたも、
この小説を読んで欲しい。
この小説は、どんな年代のあなたにも、
それを可能にする術を、教えてくれるはずだ。
銀色の雨が降る国があるんだ。
「へぇ、素敵だね。」
キミは言うだろう。
でも、その雨は色んな者の命を奪ってしまうんだ。
「えぇ?!そうなの?」
キミは驚くだろう。
もっと驚く事がある。その雨は、キミの国にも降るんだよ。
そして、その原因を作るのは、キミかもしれない・・・。
今、キッズ携帯でこのサイトを見ているキミたち。
キミたちにこそ、このお話を読んで欲しい。
このお話の舞台は、どこか知らない星の、知らない国じゃない。
キミの星のキミの国の、未来かもしれないんだから・・・。
バリバリのアクションものを期待すると、肩透かしをくうかもしれない。 のっけから飛んでくるのは、拳ではなく、ギャグの嵐だ。 この小説は、例えばコミック雑誌に似ている。 一話読みきりタイプのお話は、武術を凝らした格闘シーンあり、ちょっと泣かせる語りありと、読み手を飽きさせる事がない。 そして特筆すべきは、キャラの濃さ。 後々明かされるその過去も含めて、『A』のメンバーはかなり個性的なツワモノ揃い。 一筋縄ではいかない面々だ。 この強烈至極なスナイパーチーム『A』の・・・。 さて、あなたは誰のファンになる?
バリバリのアクションものを期待すると、肩透かしをくうかもしれない。
のっけから飛んでくるのは、拳ではなく、ギャグの嵐だ。
この小説は、例えばコミック雑誌に似ている。
一話読みきりタイプのお話は、武術を凝らした格闘シーンあり、ちょっと泣かせる語りありと、読み手を飽きさせる事がない。
そして特筆すべきは、キャラの濃さ。
後々明かされるその過去も含めて、『A』のメンバーはかなり個性的なツワモノ揃い。
一筋縄ではいかない面々だ。
この強烈至極なスナイパーチーム『A』の・・・。
さて、あなたは誰のファンになる?
大人だから避けられない現実があり、大人だから消せない過去がある。 でも、そこから逃げてはいけない。 逃げないのが、大人・・・なのだから。 大人色の切ない文章で、この小説はそれを教えてくれる。 小説の章は、車のギアチェンジで繋げられて行く。 彼女の迷った心を乗せた車は、揺れながら何処へ辿り着くのか・・・。 その行き先は・・・どうか、あなたの目で確かめてくださいね。
大人だから避けられない現実があり、大人だから消せない過去がある。
でも、そこから逃げてはいけない。
逃げないのが、大人・・・なのだから。
大人色の切ない文章で、この小説はそれを教えてくれる。
小説の章は、車のギアチェンジで繋げられて行く。
彼女の迷った心を乗せた車は、揺れながら何処へ辿り着くのか・・・。
その行き先は・・・どうか、あなたの目で確かめてくださいね。
国の継承者という逃れられない宿命を背負った三人の若者たち。
彼らはその宿命を真っ向から引き受けて、その中で繋がれ、引き離され、翻弄されながらも そのそれぞれの想いに忠実であろうと、もがく。
彼らの姿は、堪らなく切なく凛々しく、美しく、読む者はその魅力に取り付かれてしまうだろう。
願わくば、来世での彼らの再会は、過去の悲劇を帳消しにする程に素敵なものでありますように!