好きなものは読書、静かな時間
嫌いなものは人とのコミュニケーション


そんな僕に構うのは、
クラスメートの倉橋しずく。



「和泉くん。」



構ってなんか欲しくないのに、
もう二度と、誰も失いたくないのに。

必要以上に近付いて来る彼女。


こんなにも近くにいたのに

僕は彼女の心の闇に、

どうして気付いてあげられなかった?



*―――――――――――――*



「あのさー……邪魔なんだけど。」

一人が好きなアイス系男子

和泉蒼空
[ ー Sora Izumi ー ]


×


「和泉くん、一緒にお昼食べよ?」

日だまりが好きなホット系女子

倉橋しずく
[ ー Shizuku Kurahashi ー ]



*―――――――――――――*



「なんで別れないわけ?
そこまでボロボロにされて。」

「……なんでだろうね?」


「痛くないの、その傷。」

「痛いよ……痛い、けど。
……それでも、彼が好きなの。」



和泉蒼空の不器用な想いと、

倉橋しずくの一途な想いと、

暴力彼氏の歪んだ想い。


色々な想いが交差して。



そうやって僕たちは、
だんだんと大人になっていく。





【一粒の雫がこぼれおちて。】



[ 執筆 2015.3/29 ]
[ 完結 2015.6/22 ]



(c) Nanoka
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