禁欲的な私の日々に
突然咲いた一輪の花

喉を通過する泡を頼りに
凛と繋げてきた私の毎日に

鈍っていた感覚は目覚めるのがとても遅くて
時間差で気づいた 色づく 心の片隅に
堰き止めていた流れはある日
洪水のようにあなたへと溢れてしまいそうで

近くにいても 手を伸ばせない
シンクロしてても口には出せない

目が覚めたら全部泡となり
喉を通過してしまう

海へ流れ 遠く二度と見えなくなるまで

そしてまた、延々と続いて行く
変わらぬ私の日々


友利みちか 40歳
仕事に忙しい夫と6歳の娘との日々を大切にしていた。
ある春の日、乃亜の小学校受験のため通う事に決めた体操教室の担当講師 百瀬と出会う。

百瀬 優弥 29歳
自分本位な年下の彼女との関係に疑問を持っていた頃、生徒の母親 みちかと出会う。

揺れ動く数々の切ない大人の気持ちに翻弄されながら、みちかと百瀬は受験終了の秋までを過ごす。





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大人の恋  年下  お受験  切ない