世は動乱の時代、幕末。




「どんな傷でも治してみせましょう」



少女がほほ笑んだ。





「さあ、はやく移してくれ」




ーーお前のその細い腕に。





どんなに気味悪がられても、


その身がどうなろうとも。




「お大事に」


憐れな少女は、ほほ笑んだ。



誰も、少女の身を案ずる者はいなかった。







「あんた、なんで笑ってられるの」


「もっと自分を大切にしろよ、馬鹿か」




そう、新選組と出逢うまではーー。






✲2018.9.17~

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