小説とは、自らの肉体と心を切り売りする商売である……
とある作家の言葉である。
そういう意味に於いては、今回の作品は正しくそうなのかも知れない。
自分の身体の中に、今だ生々しく残っている記憶を小説にするという作業は、時に於いて苦味を感ずるものだと知った。
尚、作品はあくまでもフィクションであり、作中の出来事の多くは実際にあった事に筆者の主観を加えたりしたものです。
又、主人公自身の記述に関するくだりに関しては、その殆どが筆者の創作によるものであり事実と異なる部分が多くあります。
この点を含み置き頂きまして、お読み頂ければと思います。
この作品を尊敬するダンサー藤乃さんに捧げる。