余裕なんてないくせにまたお前は強がる
最後くらい、素直になれよ

いつだってお前は俺の前でも強がってなんだって平気なふりをするんだ

俺寂しかったよ
俺の前でくらい
まっすぐなお前の言葉を聞かせてほしかった

ほしいものは欲しいって言ってほしかった
会いたいときは会いたいって言ってほしかった

そうすれば俺はいつだってお前のもとに飛んでいったのに

いつだって一緒にいてもどこか寂しかったんだ・・・

なぁ、このまま俺たち終わるのか?
やり直せないのか?





もしも今
素直な言葉をあなたに伝えれば

あなたはきっとすべてを投げ出して私の未来を守ろうとしてくれる
隣で優しく見守ってくれる

でもね
だからだよ

だから・・・
言えない・・・

そばにいたいなんて
離れたくないなんて
愛しているなんて

言えない・・・




※micoroさん レビューありがとうございます。micoroさんから頂いたレビューで私も家族を大切にしようと思えました。ほかの作品でもお会いできたらうれしいです。ありがとうございました。

※nobuponさん レビューありがとうございます。完結して間もないのにレビューをいただき、タイムリーに読んでくださったことが伝わりました。本当にありがとうございます。

あらすじ

幼いころの病が原因で子供が産めない戸田彩は誰も愛さないと誓い、心を閉ざしていた。そんな彩の前に、純粋な心とまっすぐな言葉を彩にぶつける瀬川渉が現れる。
少しだけ、もう少しだけと渉に心を開き始める彩。しかし、大きな運命を背負っている彩は渉と離れることを決める。

突き放そうとする彩と、彩の言葉に傷つきながらもその言葉の背景にある本心を知ろうと背中を向けない渉。

二人の切なく大きな愛の物語。

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