拝啓 まだ始まらぬ恋の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、この度はかねてよりお伝えしたいことがございまして、筆を執りました。

会いたいです。

恋しさのつのる季節でございますので、どうぞご自愛専一にお過ごしくださいませ。

敬具




R4.4.1~4.13


あらすじ

ある夏の夜、芙美乃は見知らぬ男性のスーツケースを壊してしまう。今にも死にそうに思えて、その男性を自宅に連れ帰るが、翌朝彼は姿を消していた。彼が将棋棋士の生駒であると知った芙美乃は彼の忘れ物を将棋連盟宛に送ったのだが、後日お礼状が届いて……。

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将棋棋士  手紙  夏の夜  恋のはじまり