老舗和菓子屋【お菊】の一人娘である菊亭(きくてい)千愛(ちあ)は、父子家庭で育つも父が病気で亡くなりお店の道具の整理をしていた。悲しみに暮れていた時、借金があることがわかる。千愛は、高校卒業して家業の手伝いをしていたために自分の貯金はほとんどないも同然だった。
 そんなある時、父方の祖母がやってきて父が御曹司で一般家庭の母と駆け落ちしたと聞く。それに借金があることも知っていてそれを肩代わりするからうちの養女にならないかと言われた。
 その話に頷くことしかできず、そのまま養子縁組をすることになり半年ほどお嬢様としての教養やらマナーやらすることになった。
 その後、祖母から縁談を渡されて……。
 そこにいたのは和菓子屋の常連だった大宮誓斗だった。