【ベリーズ文庫より、全編書き下ろし 2016.8 発売予定】
ルール① 約束は厳守すること
ルール② ミスは隠さないこと
ルール③ 仕事に私情を挟まないこと
淡白な私の上司は常に冷静沈着。
慌てる顔なんて見たことない。嬉しそうな顔も知らない。
「私は、東海林さんの言うルールを、ほとんど破ってる……。幻滅されて当然ですね」
でも、優しさに気づいてから、冷徹な人なんかじゃないってわかった。
「俺は確かに規則に反することを嫌うが、融通が利かないわけじゃない。見くびるなよ」
どんどん彼の存在が大きくなる。
ルールも忘れてしまいそうになるほどに……。
「相応しくないかどうかは俺が決める。それ以上、ムダな口きくな」
。.。:+* ゜ ゜ *+:。.。
超がつくほどクール。でも、ときどき甘い。
ルールを守れば、私を見てくれますか?
°゜゜ *+:。.。:+* ゜ °
冷徹な所長税理士とお人好しな元OL
今日もお互い、イライラしながら仕事中……?
好評発売中
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税理士事務所で働く沙枝は、若くして独立した所長の充が苦手。なぜなら彼は容姿端麗な敏腕税理士だけど、冷淡で厳しいから。しかも沙枝は仕事中、充が決めたルールを破ってしまい、顔面蒼白!でも意外にも「君の無鉄砲なところは嫌いじゃない」と微笑まれ、彼が隠し持つ優しさに気づき、惹かれていく。そんなある夜、酔った充から「俺をいつも翻弄する責任を取れよ」と甘く見つめられ…!?