誰もしらない世界
杉浦はその腕を軽く振り払い返事をする。

杉浦(そんなにあの店がほしいのか)

れいか(そりゃそうよ!だってそれが私の夢やもん)

杉浦(ほぉ。)

杉浦はタバコを吸いながら目を細めて言う。

杉浦(買ってやるよ。)

れいかはその言葉が出てくるはずがないと思い嬉しそうに喜ぶ。

れいか(ほんとー?ほんとに?れいか嬉しい♪やっぱり杉浦さんは凄いわぁ!)

そう杉浦にれいかはべたつき、杉浦は変わらずタバコをふかしながら窓の外を見つめていた。
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