ずっと、好きでいる。
藍の母親の後を追い、3人で藍の実家に入った。
藍の母親が、リビングに藍の父親を呼んできて
藍の両親とオレらが向き合う様にソファーに座った。
優貴に『藍の部屋で横になってろ』と言ったが『オレにとっても大事な問題。 子どもだからって排除しないで』とオレと藍の間に座って動かなかった。
「ワタシ、お母さんやお父さんが優貴に対しておかしな態度をとったら、掴みかかってしまうかもしれない」
藍が小さな声で呟いた。
「穏やかじゃないなー、オカン。 オレ、大丈夫だっつーの」
苦笑いをしながら、優貴が藍の手を擦った。
こんな優しい2人に、悲しい思いをさせるワケにいかない。
オレが、何としてでも2人を守る。