ずっと、好きでいる。
「・・・・・・・・・・・・でも、難しいんですよね。 国家試験って」
藍の母親の質問に、優貴が難しい表情を浮かべた。
「そりゃあ、簡単じゃないわよ。 ワタシ、国家試験通るのに血反吐出す程勉強したもの。 ・・・・・・・・・・でも、法律に興味があるなら・・・・・・・・教えてあげても良いわよ。 口喧嘩はねぇ、法律を知っていた方が断然強い。 藍の事、負かせたいんでしょ??」
藍の母親が、初めて優貴に笑いかけた。
「・・・・・・・・・・・・嫌じゃないんですか?? ボクに勉強を教える事」
藍の母親の笑顔を見ても、優貴の表情は固かった。
「悪い気しないもの。 ワタシのシゴトに憧れてくれてる事。 ・・・・・・・・・・だって、藍は弁護士に何の興味も持たなかったもの。 藍は父親似でねー。 数字だの機械だのにばっかり目輝かせる様な子だったから」
藍の母親が、不服そうな白い目を藍に向けた。
「イヤイヤイヤ・・・・・・。 そんな事に臍曲げられても」
藍が苦笑いを浮かべると、何だか申し訳なさそうに鼻の頭を掻く、大手企業の研究室室長の藍の父親。