ド天然!?魔女っ子の秘密【side story】
「じゃあ、俺の話を聞いてくれるよな?実は美玲がさ…」
いや、俺は聞くなんて一言も言っていないし、惚気なら聞きたくない。
大体こっちが由良のことで悩んでいるのをしっててその上のろけ話を語る気なら、ちょっとは親友の俺のことを考えて自重してくれてもいいと思う。
案の定、親友の惚気話を堪能させられ、気が付けば2時間過ぎていた。
もう腹がいっぱいだと思いだした頃、
「あ、時間だ」
突然雅人が声を上げた。
なんでも美玲との約束があるとかないとか、さっき惚気ていたっけ。
相変わらず仲良しなバカップルだ。
そういう俺も、そんな二人が好きなんだけど。
「行かなきゃ、美鈴に怒られる」
じゃあな、と俺に手を振ると、
「絶対だからな!約束守れよな!」
俺にニカっと笑いかけた。その明るい笑顔に何度救われて来たことか。
「当たり前」
フ、と俺は笑った。
もし不合格になってしまって、二度と由良に会いに行けなくなったとしても、俺が由良のことを好きだという事実は変わらない。
ずっと、想い続ける。
それが例え片想いだとしても。
俺のことを忘れていたとしても。
それでも、この気持ちは変わらないし、何より由良と一緒に過ごした数か月間は確かに存在していたんだから。
そう思って俺も教室を後にした。
いや、俺は聞くなんて一言も言っていないし、惚気なら聞きたくない。
大体こっちが由良のことで悩んでいるのをしっててその上のろけ話を語る気なら、ちょっとは親友の俺のことを考えて自重してくれてもいいと思う。
案の定、親友の惚気話を堪能させられ、気が付けば2時間過ぎていた。
もう腹がいっぱいだと思いだした頃、
「あ、時間だ」
突然雅人が声を上げた。
なんでも美玲との約束があるとかないとか、さっき惚気ていたっけ。
相変わらず仲良しなバカップルだ。
そういう俺も、そんな二人が好きなんだけど。
「行かなきゃ、美鈴に怒られる」
じゃあな、と俺に手を振ると、
「絶対だからな!約束守れよな!」
俺にニカっと笑いかけた。その明るい笑顔に何度救われて来たことか。
「当たり前」
フ、と俺は笑った。
もし不合格になってしまって、二度と由良に会いに行けなくなったとしても、俺が由良のことを好きだという事実は変わらない。
ずっと、想い続ける。
それが例え片想いだとしても。
俺のことを忘れていたとしても。
それでも、この気持ちは変わらないし、何より由良と一緒に過ごした数か月間は確かに存在していたんだから。
そう思って俺も教室を後にした。