ド天然!?魔女っ子の秘密【side story】
そして、数日が過ぎ去り――――
俺と雅人は他の受験生に混じって運命を指し示す掲示板の前にいた。
俺達が受験したのは、世界最難関と称される国立大魔法大学。不合格になったって、何も不思議なことはない。
むしろ合格するほうが奇跡だ。
「あっ」
隣にいる突然雅人が声を上げた。
「どうした?」
鼻血か?と最初思ったのだが、どうやら違うらしい。
雅人をよく見ると、緊張でカチコチに固まっていた顔が解凍されていくのが分かった。ちょうど花の蕾が綻ぶようだ。
「た…あった!あったあったあった!!」
「おめでとう、良かったな」
嬉しいのに、まだ全開で喜べない。
なぜなら俺の番号はまだ見つからないからだ。
雅人の合格も分かり、少しだけ焦る。
落ち、たくない。
もし落ちれば、会いに行けなくなる。自分で決めたことだが、二度と由良に会えないなんて、
そんなの嫌だ。
そう思った瞬間、目に飛び込んできた、俺の受験番号。
「あ・・・った」
その声を聞いた雅人が俺の方を見て、目があった。
そして、
「「よっしゃぁあああ!!」」
喜びを爆発させた。
俺と雅人は他の受験生に混じって運命を指し示す掲示板の前にいた。
俺達が受験したのは、世界最難関と称される国立大魔法大学。不合格になったって、何も不思議なことはない。
むしろ合格するほうが奇跡だ。
「あっ」
隣にいる突然雅人が声を上げた。
「どうした?」
鼻血か?と最初思ったのだが、どうやら違うらしい。
雅人をよく見ると、緊張でカチコチに固まっていた顔が解凍されていくのが分かった。ちょうど花の蕾が綻ぶようだ。
「た…あった!あったあったあった!!」
「おめでとう、良かったな」
嬉しいのに、まだ全開で喜べない。
なぜなら俺の番号はまだ見つからないからだ。
雅人の合格も分かり、少しだけ焦る。
落ち、たくない。
もし落ちれば、会いに行けなくなる。自分で決めたことだが、二度と由良に会えないなんて、
そんなの嫌だ。
そう思った瞬間、目に飛び込んできた、俺の受験番号。
「あ・・・った」
その声を聞いた雅人が俺の方を見て、目があった。
そして、
「「よっしゃぁあああ!!」」
喜びを爆発させた。