謝罪のプライド
翌週からはシステム開発部に配属され、今度はコンピュータのプログラム構造を中心に覚えていかなければならなかった。
当然、初日はわからないことだらけで私はまた爪を噛む。
【履き違えるなよ】
自信が無くなりそうになると、頭に響く彼の声が救ってくれる。
振られたとはいえ、九坂さんが教えてくれたことは私を支える言葉になっていて、それは嬉しいような悲しいような複雑な心地だった。
飽和状態の頭で、それでもなんとか仕事をこなしていると一通の社内メールが届いた。それは九坂さんからで、私は何度もその差出人を確認してしまった。そして、内容を見て目が点になる。
【定時後時間あるか。話がある】
今更、何?
もしかしてお説教?
それがあり得るだけに一気に顔が青くなった。
夜這いをかけてほしいようなことを言ったからだろうか。
それとも、何か技術部での失敗が発覚した?
パニックになりながらも、どこか喜んでる自分がいた。
もう会えない……と言うよりは会わす顔がない、と思っていた彼に会える。
それが私の口元を緩ませた。
「どうしたの? 新沼さん」
「いえ、何でもないです」
私の面倒を見てくれている上司の沢木さんに不思議そうな顔をされ、熱を持った顔を必死に隠した。
そして、悩んだ挙句にした返信は【いつでも大丈夫です】で、それから一時間後に来た彼からの答えは【カツ丼屋に十九時】だった。
当然、初日はわからないことだらけで私はまた爪を噛む。
【履き違えるなよ】
自信が無くなりそうになると、頭に響く彼の声が救ってくれる。
振られたとはいえ、九坂さんが教えてくれたことは私を支える言葉になっていて、それは嬉しいような悲しいような複雑な心地だった。
飽和状態の頭で、それでもなんとか仕事をこなしていると一通の社内メールが届いた。それは九坂さんからで、私は何度もその差出人を確認してしまった。そして、内容を見て目が点になる。
【定時後時間あるか。話がある】
今更、何?
もしかしてお説教?
それがあり得るだけに一気に顔が青くなった。
夜這いをかけてほしいようなことを言ったからだろうか。
それとも、何か技術部での失敗が発覚した?
パニックになりながらも、どこか喜んでる自分がいた。
もう会えない……と言うよりは会わす顔がない、と思っていた彼に会える。
それが私の口元を緩ませた。
「どうしたの? 新沼さん」
「いえ、何でもないです」
私の面倒を見てくれている上司の沢木さんに不思議そうな顔をされ、熱を持った顔を必死に隠した。
そして、悩んだ挙句にした返信は【いつでも大丈夫です】で、それから一時間後に来た彼からの答えは【カツ丼屋に十九時】だった。