Special Magic !


私は男の人に見つめられながら
口を開いた。


「私の名前は、
アインス・リーデル・ド・ランジェニーです。」

「ランジェニー?」

「はい。私は…」

「君の出身は?」

「……魔女の森です。それで私は…」

「と、いうことは純血の魔女なんだね。ランジェニーかあ、一番大きい魔法使い一家だよね」

「……私は…」

「その家の娘が、何でここに?あんな状況に?詳しく教えてほしいんだ」

「……」


話そうとしてたんですよ。

私は、って切り出していたんですよね。
でもまあ別にいいですよ。

私、心広いんで。
あなたがイケメンだから許したとかじゃないんですよ、本当に。

旦那さんになった妄想とか全然してませんから。


「話せないことなのかい?」

「話しますよっ!!あなたっ!」

「はっ、はい。あ、あなた…?」

「こほんっ。そんなことは、どうでもいいんですよ。
じゃあ、まあ話します」

「…う、うん」

「私は魔女の森出身で、まあ、お嬢様って呼ばれるくらいの有名な家の娘なんですよ。」


言葉を選びながら、ぽつりぽつりと話す。


「伝統的な村で、魔女の森っていうぐらいだから、男の人より女の人の方が多かったし魔力もありました。
それに寿命も女の人の方が圧倒的に永くて、私の父は100年くらい前に亡くなりました。

だから代々魔女の森を治めるのも女の人でした。私のおばあちゃんは魔女の森を治めている人で」

< 6 / 13 >

この作品をシェア

pagetop