Special Magic !
私は男の人に見つめられながら
口を開いた。
「私の名前は、
アインス・リーデル・ド・ランジェニーです。」
「ランジェニー?」
「はい。私は…」
「君の出身は?」
「……魔女の森です。それで私は…」
「と、いうことは純血の魔女なんだね。ランジェニーかあ、一番大きい魔法使い一家だよね」
「……私は…」
「その家の娘が、何でここに?あんな状況に?詳しく教えてほしいんだ」
「……」
話そうとしてたんですよ。
私は、って切り出していたんですよね。
でもまあ別にいいですよ。
私、心広いんで。
あなたがイケメンだから許したとかじゃないんですよ、本当に。
旦那さんになった妄想とか全然してませんから。
「話せないことなのかい?」
「話しますよっ!!あなたっ!」
「はっ、はい。あ、あなた…?」
「こほんっ。そんなことは、どうでもいいんですよ。
じゃあ、まあ話します」
「…う、うん」
「私は魔女の森出身で、まあ、お嬢様って呼ばれるくらいの有名な家の娘なんですよ。」
言葉を選びながら、ぽつりぽつりと話す。
「伝統的な村で、魔女の森っていうぐらいだから、男の人より女の人の方が多かったし魔力もありました。
それに寿命も女の人の方が圧倒的に永くて、私の父は100年くらい前に亡くなりました。
だから代々魔女の森を治めるのも女の人でした。私のおばあちゃんは魔女の森を治めている人で」