Special Magic !
いつか、おばあちゃんと違って
力も才能もない私に
みんな離れていってしまうんじゃないかって。
おばあちゃんは、
藍色に近い黒色の髪を床につくほど伸ばしていて、それをひとつに緩くまとめていた。
それと同じように私も前髪以外切ることを許されていなくて。
どんどん、おばあちゃんと比べられることが多くなってきた。
学校に行けば羨望の眼差しで見られて
魔法を使う時には余計に力を使って
少し辛いのに余裕ですよ、みたいに見せて
その影で私はいつも震えていた。
髪も腰くらいまでに伸びて
昔は自慢だった髪も
おばあちゃんに近付くためのモノだって思ったら
自分の髪も嫌いになっていた。
それから押し潰されそうな日常を相変わらず過ごしていたら、
ある日私の元に一通の手紙が来たの。
レンガ造りの古びた洋館には
似つかわしい透き通る様な純白の手紙。
なんの変哲もない手紙なのに、
私には輝いてみえた。