彼は、魔法使い
ならあたし、帰ってもいいのだろうか?


あたしは、さっきメイクをしてくれた女性スタッフに聞く。


「帰っても良いんですかね?」

「結果出るまで、もうちょっとだけ、付き合ってくれる?」


、、、結果って、いつ出るんだろう。


さっさと、出てくれないかな?


あぁ~。お腹が空いた。


そんなことを思っていたら、グ~ッと、お腹が鳴った。


「どうぞ」


あたしのお腹の音に気付き、話していた女性スタッフの人が、一口チョコをくれる。


「ありがとうございます」


あたしは断ることなく、チョコを貰い、口の中へと放り込む。


、、、上手い。

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