彼は、魔法使い
全く、余計な口を挟まないで欲しい。


「そんなに、、、切らないと、ダメ?やっぱり」


泣きそうな顔であたしのことを、イチカが見る。


「そんなにロングが良いなら切った後、エクでも付けたら?」


中々気持ちの整理の付かないイチカに向って、來都が言う。


そんなんで、気持ちの整理がつくなら、イチカだって切ってる。


自分の髪と、エクは違うんだよ。


「ボブだって、いろんな種類がある」


そう言い、伊織がお店にあるカタログを差し出す。


それをあたしは奪い、伊織のことを睨む。


「余計なことしないで。伊織も來都もこれ以上口出しするなら、帰って」


あたしの言葉に、伊織はみんなの元に戻る。

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