彼は、魔法使い
直樹さんはそんなあたしの元へ、ゆっくりと近付く。


そして、チュッと、、、触れるだけのキスを落とした。


それに、体が熱を帯びる。


「目ぐらい、閉じろよ」


あたしから顔を逸らし、そんな言葉を吐く。


あ、、、あたし、今キスされた?


キスって、目、、、閉じるんだっけ?


初めてのことで、あたしの頭は付いていってくれない。


「キスって、、、何の意味があるんでしたっけ?」


なんて、あたしは意味のわからないことを口にする。


だって、誰かにキスされたの初めてだし。


意味なんて、知らないし、、、


でも、嫌かと聞かれたら、、、そうでもないし。


だからと言って、良いかと聞かれたら、、、やっぱり、よくわからない。

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