彼は、魔法使い
「あたしは芹香さんのこと、、、信じてます。1番の、美容師さんだって」


あたしは奈々ちゃんの頭を、ポンポンッと撫でる。


「ありがとう、奈々ちゃん」


凄く、奈々ちゃんに背中を押された。


あたしはゆっくりと、深呼吸をする。


前にカットした時より少し伸びた、奈々ちゃんの髪。


來都にでも、カラーをしてもらったのだろう。


ツートンだったカラーが、暗めのアッシュ・ベージュになっている。


テーマは「違う、自分」


可愛らしい奈々ちゃんを、大人めの奈々ちゃんに仕上げよう。


、、、決まった。


そして、あたしは早速メイクを始めた。


メイクが終えた時、ヘアショーの始まるギリギリになっていた。

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