プリンセス☆ロード
「・・・お前、その首にかけてるものをみせろ!」
「え?首って・・・」
首に何かかけてたっけ?
ふと見ると、崖から落ちる前に不思議なお店でもらったネックレス。
そう言えば、貰ってすぐにつけてたんだった。
「これがどうかしたの?」
「見せろ!」
「なによ、偉そうに!」
最初からほんと、態度悪い!
やな奴!
なに様なのよ!
渋々首から外して彼、レンに渡すとまじまじと真剣に眺める。
「これは・・・。どうしてお前みたいな女がこれを持ってる?」
「・・・え?どうしてって、お店で見つけて、貰ったのよ」
「貰った?バカを言うな!これは・・・!」
レンがまくしたてるようにそう言いながら私を見る。
途中まで言いかけ、黙り込んだ後目をそらした。
「な、なによ・・・」
ほんとに、なんなのよ!