碧空に、華。
マツの走り去る後姿を見送り、そっと自室へと戻る。
傍にあるのは、羽織。
微かに開いた襖から、キラキラと光が差し込む。
副長――――貴方に託されたモノを、今日で終わりにします。
仲間の眠る先で、俺も目を閉じようと思うのです。
『他言無用』と、マツに当てた文を、そっと引き出しにしまう。
ためらい無く掴んだ短刀を、そっと腹部へと当てた。
武士の世の終わりが来た時――――俺も、武士の一人として死ぬ。
幸せな事ではないか――――・・・・・