浅葱色に射す一筋の光




 「山南敬助 総長…実はあなたの事はあまり伝わってないんです。 殆どが推測によるものです。 まず…あなたの苗字…やまなみ…とも 、さんなん…とも呼ばれています。 天保4年に誕生したと…言われています。

仙台藩を脱藩して江戸に出たと言われていますが、それもハ ッキリした証拠がないんです。 江戸で小野派一刀流、免許皆伝、後に北辰一 刀流の千葉周作の門人となる。 天然理心流・ 試衛館に他流試合を挑み、近藤さんに敗れる。

近藤さんの腕や人柄に感服し、試衛館の門人 と行動を共にする。 文久3年に近藤さん達と共 に京に登った。


  播州住人赤心沖光作の銘が入った刀。


心優しく文武両道。誰にでも優しく、強く、 文ができるあなたは、京では人気も高かった様ですね。老若男女問わず…。」と、ニッコリ微笑み かけた。


  また幹部は一斉に山南さんの顔を見る


山南さんは否定も暫定もせず、ニッコリ微笑むだけだった。

山南「名前は皆と同じ様に【さんなん】と呼 んで下さい」 優「はい」

あまり自分を語ることが好きではないのかな ? あまり突っ込んではいけない空気だから次 に進めようかな~。


  優「では…」と…土方の顔を見ると


【余計なことは言うなよ!!】という目で私を見 てきた。


    優「ふふふふふふふふふふ」



 土方については分かっていることは多い。 この後のみんなの反応が目に見えて分かる ので…笑いが抑えられない。 これでも堪えた つもりなのだ。


 幹部「…………こえぇ」「俺聞きたくねぇ」 「楽しみですね~」「なにあの不気味な笑顔… 」


  優「……………微笑んでるんです!!」



 土方「………………言葉に細心の注意を…」




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