浅葱色に射す一筋の光
土方「腹さするか?」
優輝菜「痛いのは腰っっっ!!!
さするなんてもんじゃなくて…
思いっきり押してっ!!!」
土方「ハイ!」
優輝菜「ねぇ……弱いよ?」
痛みが引くと…全く痛くない…
優輝菜「ヘタレ土方…力がないなら
鞘でも良い……とにかく思いっきり押してよ」
土方「クソ土方…俺を何だと思ってんだ」
優輝菜「キタキタキタキタキタ!痛い痛い痛い」
土方「ハイハイ」 グイーーーー!!!
優輝菜「痛い痛い……ギヤァー!」
土方「煩いです…土方さん」
優輝菜「あぁ?何か言ったか?」
土方「とんでもないっっっ!!!」
優輝菜は丸まってたけど、膝立ちになり
土方の首に手を回して息を整えた
優輝菜「死ぬ……かも……」
土方「いや…大丈夫だ」
優輝菜「てめぇに何が分かるっ!」
土方「はぁ~~~~~~~~~」
優輝菜「はぁ。。。 落ち着いた」
土方「っっっ!!! 血!血!」
優輝菜「あぁ…ゴメン。
着流し汚しちゃった……」
土方「ちげぇ~~だろ!! 大丈夫か?
ちょっと横になれ!!」
土方が恐る恐る足を開くと………
土方「あーーーーーーーーーーーーーー
頭が出てる!!! 平助はまだか!」
優輝菜「だぁーーーーーー!!!
来たぁーーーーーーー!!!」
土方「どうしたら楽になる!!!」
優輝菜「立ちたい!!!」
土方「ダメだ!!!餓鬼が落ちる!」
優輝菜「じゃ~座るから寄っ掛からせて」
土方「分かった……手に掴まれ」
優輝菜「ありがとぉーーーーーーー!!!
ぎやぁーーーーーーーー!!!」
土方「痛い痛い……爪!爪!」
優輝菜「はぁ?何?」
土方「何でもない……」
優輝菜「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ」
土方「……………………………………」
ーーーーーーーーーーーーーー
産婆「煩いよ!!!」と部屋に入ってきた
土方「頭が出てる!頭が出てる!」
産婆「分かったから落ち着いて!
父上は部屋から出てなさい……」
優輝菜「ふざけるなっっっ!!!
土方は産まれるまで
何処にも行かせない!!!」