真夜中の魔法使い



「珍しい・・お客さんかな?」



挨拶をすべきか迷っていると、トイレに行こうとしたのか、お兄ちゃんがやって来た。




「おはよう。今お客さんが来ているから、挨拶しにいってごらん。」



「おはよう。わかった、そうするね。」



お兄ちゃんの笑みがちょっと引きつっているのは気のせいだろうか。



鏡の前で髪を整え、ニッコリと笑ってみる。



こんな感じで、大丈夫かな?



普段は滅多に人と会わないので、ただ挨拶をするだけでも緊張してしまう。



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