神聖魔法団【下】
「俺も、お前と同じ気持ちだ。」
瑠雲だった。
「俺も黎奈を助けるために何かしたい。
だけど、強くないから不安でいっぱいだ。
でも、俺達しかいないんだ。
助けるぞ、黎奈が俺達を助けてくれたみたいに。
今度は俺たちが助けるんだ」
黎奈ちゃんの方をもう一度振り返る。
待ってて、今助けるから。
瑠雲の方に向き直り、
「助けよう、僕達で」
「あぁ」
僕達は涯と雷の元に駆け寄った。
「マルム!」
僕は叫ぶ。
「今からお前を倒す。覚悟してろ!」
「ほほう。随分威勢のいいガキじゃな。
楽しみだわい」
ニヤァと笑っている顔に向けて
「風と共に起きよ、ヴィントホーゼ!」
魔法を放った。