神聖魔法団【下】



「俺も、お前と同じ気持ちだ。」





瑠雲だった。




「俺も黎奈を助けるために何かしたい。
だけど、強くないから不安でいっぱいだ。
でも、俺達しかいないんだ。

助けるぞ、黎奈が俺達を助けてくれたみたいに。
今度は俺たちが助けるんだ」




黎奈ちゃんの方をもう一度振り返る。





待ってて、今助けるから。




瑠雲の方に向き直り、




「助けよう、僕達で」




「あぁ」





僕達は涯と雷の元に駆け寄った。





「マルム!」




僕は叫ぶ。




「今からお前を倒す。覚悟してろ!」




「ほほう。随分威勢のいいガキじゃな。
楽しみだわい」



ニヤァと笑っている顔に向けて



「風と共に起きよ、ヴィントホーゼ!」



魔法を放った。



< 39 / 632 >

この作品をシェア

pagetop