神聖魔法団【下】
ここで目を閉じたらいけないことは分かってる。
分かってるけど、体が言うことをきかない。
呼吸が上手く出来ない。
呼吸ってどうやるんだっけ・・・?
息を吸い込むだけで酷く全身が痛む。
「ゲホッゲホ・・・はぁはぁはぁ」
「瑠雲!大丈夫だから。頑張って瑠雲!!」
風雅が血が出ている腹部を抑えながら必死に俺の名前を呼んでいる。
ごめん、風雅。
俺もう無理みたい。
自分の死が近くなるとこんな気持ちになるんだ。
俺は皆に心の中で謝った。
そして、最後の力を振り絞り微笑みながら、
「・・・後は・・・任せた・・・・ぞ・・・」
そう言い、みんなの声を聞きながら静かに目を閉じた。
黎奈、ごめんな。