神聖魔法団【下】



<アイツらのところに帰ったらまた悲しい思いとかするぞ?
辛い事とか苦しい事とかたくさんあるんだぞ!?
それでもお前は帰るって言うのかよ!!>



私はゼオラを見る。




<ここで消滅すればそんな思いしなくてすむんだぞ?
もう泣くこともないんだぞ?
自分を責めることもなくなるんだぞ!?

1人になることなんか「ごめんね」・・ッ・>



ゼオラを抱き締める。




「全部全部背負ってくれてたんだね。
私の辛いことや苦しいこと、悲しいことを全部ゼオラが背負っていたんだね。
私が泣いてた時はゼオラも悲しくなって苦しいときは一緒に苦しんで辛いときがあったときは一緒に痛みを背負ってくれてたんだね。

ごめんね、気付いてあげられなくて・・・。
でもね、人は辛いことや悲しいことや苦しいことを感じながら生きて行くの。
泣くときだってあるかもしれない。
だけど、その時は支えてくれる人達が私の近くにいてくれるんだ。
1人じゃないって思わせてくれるの。

だから私はその人たちためにも帰らなきゃいけない。
仮に皆が私を嫌いになったとしても私はそれを受け入れるよ。
思われても仕方ないことしたしね。

ねぇ、もしよかったら私と一緒にまた生きてくれる?
辛いことも悲しいことも苦しいことも一緒に背負って生きてくれる?」




<・・・・・>




「光の世界に帰ろうよ。
私とゼオラは2人で1人なんだよね?
大丈夫だよ。もう怖いことなんかないから。

私、ゼオラに会えてよかった。
よかったよ」





<よかった!?
お前の大事な仲間を傷付けたんだぞ?
それなのによかったとか言ってんじゃねぇよ!!>




暴れだすゼオラを強く抱き締める。



「ゼオラに会えたから闇と向き合おうと思えた!
辛いこととか苦しいこと、死にたいぐらい悲しいこととかと向き合おうと思えた!!
全部、全部ゼオラのおかげなの。

ありがとう」



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