愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】
「千尋、あんた何泣いてるの?」
気づけば鼻をすすりながら泣いていた。
「本当だったのかな…私と圭太が仲良かったなんて…本当だったのかな…」
「そうだよ千尋、とっても仲良かった。」
どうして…っ。
「私の勘違いだったのかな…私と圭太は仲良いって私だけ思っていた…?」
好きって、勘違いしてたの?
友達だったら側に居てくれた?
告白したらずっと側に居てくれた?
ただ、嫌われたくないだけだった…。
「あの子と圭太、本当仲良いよね。本当に羨ましいよね。本気に…」
本当に仲が良いのは二人なのかな…。