死ぬまで君を愛させて
「可愛い…美里、好きだ…大好きだよ」
「っ…ふ、んぁ…」
どうしてこの人は濃厚なキスをしながら話せるのだろう…。
僕なんか息をすることで精いっぱいで、一文字も思った通りに喋れない。
僕も大好きです、と言いたいのに舌が邪魔をして喉まで出てきた言葉を吸い取ってしまう。
唇が離れた頃にはもう頭がボーっとしてなにも考えられなくなっていた。
「俺は美里の全てが好きだ、君の体も中身も息でさえ愛おしい…不安にさせてごめん、でも信じてほしい、俺はいつでも美里のことを考え美里だけを愛し、美里のためだけに生きている。だから自分は俺とつりあっていないなんて思わないでくれ…つりあっていないのは俺の方なんだから………」