死ぬまで君を愛させて





悲しそうな表情をする彼をたまらなく抱きしめた。





「ごめんなさい、不安になったりして…もうつりあっていないなんて言わない、だから新吹さんも言わないで…?」






なんだか、とても寂しくなる。


言われて気がつくなんて、とバカな自分を殴りたいがどうしようもない。






「いや、君に手錠をつけ首輪をつけここに縛り付けている俺なんて本当は君と一緒にいちゃダメなんだ…俺は自分の欲求に勝てずわがままを通しているだけだから、ごめん…」





ふと、自分の手を見た。



ガッチリしまった手錠が僕の腕に若干くい込んでいる。







「新吹さんがあやまる必要はないですよ、確かに最初は抵抗がありましたけど…これも全て、あなたの愛だから…僕は受け入れた。この手錠も首輪も僕を必要としてくれている証だから…つらくない、むしろ喜びです。」





僕がそう言って笑うと、ありがとうと言った新吹さんはまた僕にキスを落とした。









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