当て馬ならし
「彼らの代わりに来てくれたの?」
「あんた、
なんかうちの兵士に懐かれすぎ」
困った感じでため息をつかれた
そんなこと言われても、
ありがたいとしか言えない。
「誰かを代わりにと言われて・・・
でも、寝てた・・・」
あぁ、私の稽古代理を探す前に
ねちゃったわけか。
しっとりと汗をかいてくる。
ただ、一人だとこれしかないので
続けて剣を振る
「ありがとう、でも大丈夫よ一人でも」
言いながら、懐いてくれてるという
兵士たちの顔が浮かんで綻んだ。
「朝だけどここは警備が薄いから
心配だと、あと一人で
淋しかったらいけないと・・・」
あははは、
過保護だなって思って笑ってしまう。
一応、他国の御姫様だし、
警護対象ではあるわね。
でもきっと彼らは、
一人でいる私を思ってくれたんだろう。
当たりさわりなくしているが、
あえてつるまない様にはしている。
接触すればトラブルになるし、
私は・・・黙ってられないしね。
他国から入ってくる私の噂で、
孤独になっている私を
彼らなりに心配してくれているのだ。
「あんた、
なんかうちの兵士に懐かれすぎ」
困った感じでため息をつかれた
そんなこと言われても、
ありがたいとしか言えない。
「誰かを代わりにと言われて・・・
でも、寝てた・・・」
あぁ、私の稽古代理を探す前に
ねちゃったわけか。
しっとりと汗をかいてくる。
ただ、一人だとこれしかないので
続けて剣を振る
「ありがとう、でも大丈夫よ一人でも」
言いながら、懐いてくれてるという
兵士たちの顔が浮かんで綻んだ。
「朝だけどここは警備が薄いから
心配だと、あと一人で
淋しかったらいけないと・・・」
あははは、
過保護だなって思って笑ってしまう。
一応、他国の御姫様だし、
警護対象ではあるわね。
でもきっと彼らは、
一人でいる私を思ってくれたんだろう。
当たりさわりなくしているが、
あえてつるまない様にはしている。
接触すればトラブルになるし、
私は・・・黙ってられないしね。
他国から入ってくる私の噂で、
孤独になっている私を
彼らなりに心配してくれているのだ。