On Your Marks…~君と共に~
そこには……ラフな格好をした1人の少年。
多分、あたしと同じくらいの年。
髪の毛はきれいなブラウンで、瞳は黒。肌は……あたしと同じ黄色人種?
日本人みたいな顔をしていた。
髪の色がちょっと違うだけで。
「オマエ、ハシル?」
またまた、ぎこちない日本語であたしに話しかけてくる。
真顔で聞いてくるもんだから、あたしも真顔でうなずいた。
すると、その少年の顔はぱーっと明るくなり、あたしのほうへ駆けよってきた。
そして、あたしのベッドに手をつき、あたしに迫ってくる。
近い近い近いっ!!
あたしの目の前は少年の顔。
こう、近くで見るとすごく整っていた。
「オレ、ハシル。オマエ、オレオシエル」
そう、満面の笑みで言ってくる少年。