On Your Marks…~君と共に~
今のあたしに何ができるかって聞かれても、わからない。
だけど、このままほっといたらまずい。
それだけはわかった。
根拠はないけれど、今ほっといたら勝木が壊れてしまうような、そんな感じがした。
靴箱に、勝木の靴はもうなかった。
学校をでたな…。
あたしは靴をはきかえ、校門をでる。
勝木が行きそうな場所…
わかるわけないじゃん!
そう思いながらもひたすら走る、走る、走る。
今日は日が出ていないからまだましなものの、気温は30度はある。
暑い、暑い、暑い!
汗があたしの体にまとわりつく。
あたしはいろんな場所を駆け巡った。
公園、陸上競技場、ゲーセン、ファミレス、駅…
どこも空振り。
走る疲れたあたしは近くの河原で休憩しようとはぁ…と腰を下ろした。
目の前の川のせせらぎが心地いい。
勝木…なんで、出ていったんだろ。
尾川が嫌いなのは分かるけどさ…
…っていうか、尾川の考え…あれあたしおかしいって思うんだよね…。
助けに行けばいい?
どう考えてもいけない状態にあったんでしょ。