On Your Marks…~君と共に~
助けを呼んでいる間に、2人はもう亡くなしまっていたとか。
そうじゃなくても、怖かったんだと思う。
それは当たり前だし、誰だって死にたくないもん。
尾川みたいなおっさんにあたしたち少年少女の気持ちはわからないだろうよ…。
そうやって、あたしは近くにあった石を川に投げてみる。
___パンッ…パン…パシャン!
石が水面を3回はねた。
そして、もう一度石を投げてみる。
___パンッ…パンッ…パンッ…パンッ…カコンッ
どうやら飛びすぎで向こう川の岸に石が乗り上げたようだ。
向こう岸に目をやるあたし。
そこには…
「……っ……勝木っ!!」
頭で考えるより先に声に出していた。
河原におりる草地の坂になっているところで寝ていた勝木。
あたしの声で起きたのか、勝木はゆっくりと体を起こした。
あたしは急いで近くにあった橋を渡り、勝木のもとへと急いだ。