On Your Marks…~君と共に~
「駅伝か」
勝木が前を見ながらその言葉を噛み締めるように言う。
「あんたには、4継があるじゃん。襷の代わりにバトンがある」
4継。
それは4人が1人100mという距離をバトンを繋いで計400m走るというもの。
要は、4×100mリレー。
「俺まだ陸上部に入るって…「入るのっ!」」
あたしは、勝木の言葉をさえぎって、あたしの言葉を無理やり押し付けた。
そして、あたしは立ち上がり、勝木の目の前に立つ。
「入って。まず入って、やるだけやってからやめればいい。
いつまでも逃げてたら、亡くなった2人も怒るよ!」
あたしは、思わず、勝木に叫んでしまう。
男の癖にうじうじしているからだ。
「あいつらは、きっと俺のことを憎んでる」
まだ言ってる。