On Your Marks…~君と共に~



「さっき思い出した。」



そういった瞬間、再びバシッと俺の背中が叩かれた。


そして、こんにゃろとか言いながら、島口は声に出して笑い出す。



「おーい!シマっ!誰だよそいつ。もしや、噂の追川のスプリンター?」



さっき、島口がやってきたほうから声がする。



「そーっすよ!一回走らせてみていいっすか?」



そういって、島口も返事を返す。



おい、今なんて言った。


はしる?


俺今日スパイクも練習着も持ってきてねぇんだけど。



「ああ、瞬。部室に忘れたやつ専用の練習着とスパイクあるから適当に着替えてこいよ。走ろうぜ。」



そういって、島口は俺の背中を今度は強く押した。



ったく…せっかちな性格だなあいつは…


そう思いながらも俺の足は素直に部室へと向かい、俺は適当に棚から練習着を取り出して着替えた。



そして、自分の足のサイズのスパイクを取り出して外に出る。





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