そのイケメンは美少女に何をした?



「私は、偉そうに人に言える事何もしていないけれど、美容の為に早く寝る様にしたり、毎朝、家の周りを走ったりしているよ。」



「朝から走ってるの?」



「そう。太りたくないし、健康にもなるし。誰でもやっている事だけど…。」



僕、やってない。



「お待たせ。」



近藤君が手を振りながらにこやかに近づいてきた。



「あ、杉下君、何だか久しぶりだね。」



近藤君が僕にも話しかけてくる。



「そうだね。」



「じゃ、行こうか。」



近藤君は小原さんの手を取ると、僕にまた今度、と言って2人並んで去って行く。


去り際に聞こえて来た会話。


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