双子姉妹の胸キュン恋愛道!
「琴音姫、ありがとう。」
「ううん。私は会えて本当に嬉しかったです。」
「俺はちょっとばかり旅に出るけど、待っててくれるかい?」
「はい…。」
少し顔を赤らめながら小さく返事をすると、ショウは琴音の傍まで近づき、優しく唇を指でなぞり始めた。
「琴音姫、可愛いよ。」
「ありがとう。あのね、ショウ君。」
「なんだい?」
「最後に…、言いたい事があります。」
「ああ、言ってごらん。」
琴音は潤んだ目でショウを見つめながら、しっかりと自分の思いを告げた。
「私は…、山崎琴音は…、ショウ君の事を愛してます。」
ショウは、なぞっていた指を唇から離すと、そのまま顔を近づけて琴音の唇に自分の唇を軽く触れさせた。
「ありがとう。」
そう告げた後、少し後退りをすると右手を上げてくるりと背中を向けた。
そして、ゆっくりと金髪のカツラとサングラスを外してまた前を向いた。
「元樹君…。」
「うん。」
「ショウ君を呼び出してくれて…、ありがとう。私は自分の思いを素直に伝える事が出来ました。もうそれで十分…。」
「僕には、これしか出来ないから…。」