双子姉妹の胸キュン恋愛道!



「琴音姫、ありがとう。」



「ううん。私は会えて本当に嬉しかったです。」



「俺はちょっとばかり旅に出るけど、待っててくれるかい?」



「はい…。」



少し顔を赤らめながら小さく返事をすると、ショウは琴音の傍まで近づき、優しく唇を指でなぞり始めた。



「琴音姫、可愛いよ。」



「ありがとう。あのね、ショウ君。」



「なんだい?」



「最後に…、言いたい事があります。」



「ああ、言ってごらん。」



琴音は潤んだ目でショウを見つめながら、しっかりと自分の思いを告げた。



「私は…、山崎琴音は…、ショウ君の事を愛してます。」



ショウは、なぞっていた指を唇から離すと、そのまま顔を近づけて琴音の唇に自分の唇を軽く触れさせた。



「ありがとう。」



そう告げた後、少し後退りをすると右手を上げてくるりと背中を向けた。


そして、ゆっくりと金髪のカツラとサングラスを外してまた前を向いた。



「元樹君…。」



「うん。」



「ショウ君を呼び出してくれて…、ありがとう。私は自分の思いを素直に伝える事が出来ました。もうそれで十分…。」



「僕には、これしか出来ないから…。」


< 226 / 229 >

この作品をシェア

pagetop